「仮想通貨って話題になっているけど、何百万も資金がいるのでは・・?」
気にはなっているけど仮想通貨っていったいなんだろう?と思っている人は多いのではないでしょうか。
ちょっと興味はあるけど、始めるにはいったいどうしたらいいの?思っている人もいるかもしれません。
今回の記事では
- 仮想通貨っていったい何なのか
- 始めるにはまずは何からやったらいいのか
と思っている人に、仮想通貨の概要と初め方をポイントを絞って簡単に解説しています。
実は100円からでも始められる仮想通貨。
50歳からでも決して遅くはありませんよ。
仮想通貨とは?
仮想通貨とは主にインターネット上で取引されるデジタル通貨です。
法令上は「暗号通貨」ともいわれ、世界中で流通されており日本では購入できない通貨もありますが、2022年3月現在で10,000種類を超えています。
主な通貨
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XPR)
- ステラルーメン(XLM)
- ネム(XEM)
- テゾス
- Zcash
- エンジンコイン
- モナコイン(MONA)
- ポルカドット(DOT)
世間では「危ない」「損をする」「税金の支払いが大変」「もう遅い」などネガティブな声が聞かれますが、現状はどうなのでしょうか?
仮想通貨の可能性
仮想通貨の誕生は2009年にビットコインから始まりました。
ネット上の通貨で「盗難の危険性は問題ないのか?」と心配されますが、ブロックチェーンという技術により、強固なセキュリティを保っています。
ブロックチェーンとは?
ブロックチェーンは「取引履歴を記録する技術」のことで「分散型台帳技術」と言われる暗号技術をさします。
中央銀行が管理する「中央集権型」と対比して、参加者全員が管理し記録できる技術です。
全ての取引データは全員が閲覧可能なため、不正や改ざんすることはできません。
ブロックチェーンの技術はビットコインだけでなく、金融、不動産業界でも使われています。
法定通貨は発行枚数は決まっていませんがビットコインは約2,100万枚に発行枚数が決められていて、そのために価値が上がっているともいわれています。
ビットコインの将来性は?
ビットコインの発行総数の1/3は個人投資家の上位1万人が保有しているという調査結果もあり、どうりで身近に持っている人が少ないわけですね。
しかし、国別に見ると1位日本(52.17%)、2位米国(37.37%)、3位ヨーロッパ(4.08%)という結果で、世界で流通している半分のビットコインは日本人が持っているのです。
日本では、電子マネーのように日常の買い物や飲食店でも使えるお店が、徐々に増えてきました。
ビットコインが使えるお店
- ビックカメラ
- メガネスーパー
- コジマ
今後も現金のように使える場面は増えてくると考えられますが、2022年3月現在では決済できる店舗はまだまだ少ない状況です。
海外では、ニューヨーク市長がベルギーの議員が給与をビットコインとイーサリアムで受け取ることを発表したり、GMOでは給与の一部をビットコインで受け取ることができる制度があるなど、仮想通貨の可能性に気付いている著名人や企業は数多くいます。
代表的なビットコインの他にこれから値上がりが期待できる通貨をさがす楽しみも加わり、投資ではなくゲーム感覚で始める若者も増えていおり、仮想通貨市場は益々盛り上がっていくでしょう。
ビットコインとアルトコインの違い
仮想通貨は「ビットコイン」とそれ以外のコインに分けられ、ビットコイン以外は「アルトコイン」と呼ばれています。
仮想通貨は100倍、1000倍の価格上昇が期待できる投資法で、数多くの「億り人」と呼ばれる人たちが誕生しました。
※億り人:金融資産が一億円以上ある人の総称。主に株式投資や暗号通貨で資産を作った投資家。映画「おくりびと」のタイトルをもじった造語
ビットコインで仮想通貨の可能性が証明され、続く別のコインを見つけようとアルトコインが注目され始めています。
アルトコインは通貨を売買する取引所によって扱う種類が異なるため、どこで口座を開設するかも大事なポイントです。
ビットコインとアルトコインはいくらから買える?
代表的なコインの価格は2022年3月●日の時点で以下の通りです。
- ビットコイン:
- イーサリアム:
- リップル:
百万円なんて投資初心者には勇気が出ない。。。仮想通貨の将来性に挑戦してみたいけど、できれば少額から始めたいですよね。
ご安心ください、仮想通貨は100円からでも購入できます。
買い付けの方法は①日本円で買う②コイン数で買う方法があり、取引金額は取引所によって異なりますが「100円」「0.001BTC(ビットコイン)」と小さな単位から購入可能です。
例えば、コインチェックなら500円相当額から購入できるので、1BTC=500万円であれば0.0001BTCを購入できるというわけです。
ビットコインは2022年2月時点で1BTC=500万円と高額で取引されていますが、アルトコインは1単位数十円のものあるので、お好きなコインから始めるのもおすすめです。
例えば、ネム(XEM)は1XEM=10円相当なので、10円から始めることもできます。
500円投資すれば50XEM購入可能です。
「仮想通貨とはどんなものなのか」
「値動きの幅はどのくらいなのか」
を知るためにも、まずはお小遣いの範囲で購入してみましょう。
仮想通貨購入のステップ
「500円ほどで始められるのなら、試しに買ってみようかな?」
仮想通貨の可能性と安全性が分かった所で、いよいよ通貨購入のステップです。
しかし、どこで買ったらいいんだ??
と迷われた方は、購入までのステップをご覧ください。
手順はとても簡単で、全てオンラインで無料で行えます。
オンラインで本人確認や決済手続きに慣れていない人は抵抗があるかもしれませんが、各取引所の評判や運営会社を確認し、安心して取引できるところで始めましょう。
オンラインに抵抗がある人は、コンビニエンスストアを利用して入金することもできますよ。
1.取引口座を開設する
仮想通貨を購入するには、まずは取引口座を開設しましょう。
株式で証券口座を開くのと同じですね。
国内外に取引所はありますが、日本国内で手続きが完了するところを選びましょう。
口座開設は全てオンラインで手続き完了できるので、思い立った時にすぐに始められます。
代表的な取引所
- コインチェック
- ビットフライヤー
- DMMビットコイン
- GMOコイン
- ビットポイント
- ビットバンク
- バイビット
投資初心者には嬉しい初期費用をプレゼントしてくれるところもあるので、比較検討するのも楽しいですよ。
有名なのはコインチェック、ビットフライヤーで、迷ったらどちらかにしておけば間違いありません。
ビットフライヤー
松本人志さんがCMをしているビットフライヤーは、国内最大級の仮想通貨取引所で電話によるカスタマーサポートが受けられるので初心者には安心の取引所です。
2014年からサービスを提供しているので、歴史が長く信頼できます。
おすすめ取引所のランキングでも常時1.2位にランクインしている、人気の取引所です。
三井住友銀行の口座から入金できるので、ネット銀行の口座を持っていなくても取引できます。
バイビット
バイビットはシンガポールで設立され、海外の取引所ながらも日本人の投資家から「使いやすい」と定評のある取引所です。
最低入金額を特に設定していないので、いくらからでも始めることができるので安心ですね。
日本円を入金して取引するのではなく、クレジットカードから仮想通貨を購入するので「入金とか振込とか面倒だな。。」と感じている人には手間がはぶけます。
既に仮想通貨を持っている人は仮想通貨で入金することも可能です。
24時間365日日本語のカスタマーサポートもあるので安心して取引できます。
口座開設には必ず本人確認書類の提出と審査が入り、取引所によっては本人確認のはがきを受け取る必要がある所もあります。
すぐに取引を始めたい人は「クイック手続き」を選べば、本人確認書類をスマホで撮影してアップロードするだけで、申し込みから取引開始まで20分もあれば完了です。
「スマホから免許証やパスポートの情報を送れるの?」
と驚かれるかもしれませんが、写真を取るようにカメラで撮影するだけなので難しくはありません。
2.日本円を入金する
口座を開いたら、次は運用資金を入金しましょう。
取引所を開設すると「自分の取引口座」が作られるので、そこに運用資金を入金します。
銀行口座から振り込む方法を選べば、口座と取引所の口座を紐づけるだけですぐに入金できます。
取引所ごとに相性の良い口座があるので、新たに銀行口座を開設するのも良いですね。
ネット銀行の口座を持っていない人は、この機会に1つは持っておいた方が便利です。
- 住信SBIネット銀行
- GMOあおぞらネット銀行
入金は24時間365日リアルタイムで反映されますが、使用する銀行によっては数日かかることもあるので、取引所が推奨している口座を使いましょう。
オンラインの送金が不安な人は、コンビニエンスストアにある端末からも可能です。
入金方法に「コンビニ支払い」を選択し入金希望金額を入金すると、必要な情報が表示されるのでメモに控え、コンビニエンスストアにある端末を操作します。
全国の ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマートにある専用端末に(コピー機の近くにあることが多いですよ)必要事項を入力し、あとはコンビニのレジでお金を支払いうという仕組みです。
コンビニ入金でも即日反映されるので、土日や夜間でも問題なく反映されます。
「入金する」といっても取引所にある自分の口座にお金を入れるだけなので、すぐに仮想通貨を買わなくても大丈夫です。
3.購入するコインを選ぶ
コイン選びに迷ったら、まずはビットコインを購入しましょう。
参考までに、初心者に人気のコインランキングは以下の順位です。
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
- エンジンコイン
- モナコイン
モナコインは日本発の仮想通貨ということで、一時期注目を集めました。
リップルは世界各国の銀行や金融機関との提携を済ませているため、今後の決済通貨としての期待が持たれています。
まずは基本のビットコイン、最近話題のNFTにも興味がある人はイーサリアム辺りを押さえておくと良いでしょう。
少量からスタートし、徐々に増やしていくと不安なく取り組めます。「1,000円から」「1万円から」でも全く問題ありません。
仮想通貨取引を始める注意点
オンラインで簡単に始められる仮想通貨取引ですが、投資にはリスクはつきものです。
「大損したら怖い」と誰しも思うものです。
しかし、きちんと注意点を押さえていれば、楽しみながら仮想通貨取引を進めることができます。
簡単に始められるからこそ、少しでも危険を回避できるよう個人で対策できることは全てやっておきましょう。
1.セキュリティー対策は万全に
仮想通貨取引で最も気を付けなければならないことは、セキュリティー対策です。
「オンライン上のセキュリティー対策なんて、難しいことは良くわからない」ですよね。
システム上のセキュリティー対策は取引所が行っているので私たちはする必要はありませんが、個人でやるべき基本的な簡単なことはしっかりとやっておきましょう。
ユーザーID、パスワードを他人に知られないようにすることは当然ですが、その他にも二段階認証の設定やパスワードの使いまわしも注意が必要です。
覚えられないからといって、他人が安易に推測できるようなものは避けましょう。
※二段階認証
ユーザーID、パスワード入力に加え、別の方法で本人確認の認証を取ること。
ショートメールやメールアドレスにログイン許可の通知が行き、そこに表示されているパスワードを入力して初めて取引所にログインできる、という仕組みです。
どこの取引所も「強固なセキュリティー対策をしている」と謳っていますが、それはあたり前のお話で、個人でやっておくべきセキュリティー対策を疎かにしていると大切な資産を失うことになってしまいまうので、やるべきことはやっておきましょう。
2.余剰資金で始める
仮想通貨だけでなくすべての投資に言えることですが、取引は余剰資金で始めることが鉄則です。
生活費やギリギリの予算で始めると、お財布にもメンタルにも非常に良くない環境になってしまいます。
仮想通貨は投資≒投機という人もいうように、博打的な要素が他の投資よりも高い商品です。
いきなり全財産を突っ込んだりせずに、あくまでも「余剰」資金で余裕をもって始めましょう。
間違っても定期預金を崩したり、借入れをしてまで始めないようにしてください。
3.長期的に投資する
仮想通貨の値動きは激しく、投資信託や株式投資よりも手軽に取引できるため、値段の上がり下がりで瞬発的に売り買いしてしまうと結局は損してしまいます。
また、TwitterなどのSNS上に多くの情報が溢れているため、振り回されてしまうこともあるでしょう。
「一番安い時に買って一番高い時に売る」
これができれば資産は増えますが、そのタイミングを掴むにはプロでも難しいものです。
一日中パソコンの前に張り付いていても、ジャストなタイミングで売り買いするのは不可能といっても過言ではありません。
初心者は短期の売り買いでなく長期的に保有し、値動きや入出金のやり取りに慣れてきてからの売り買いがおすすめです。
50代からの仮想通貨は少額からスタート まずは口座を開設し準備を整えましょう
50代から投資を始めるのはちょっとした勇気が要ります。
「家族に怒られるかも。。」
「老後の資金が無くなったらどうしよう。。」
そんな心配もあると思います。
まずは無料でできる口座開設から始めましょう。
仮想通貨の値動きは活発なので「今買いたい!」と思っても口座が無ければ購入できずチャンスを逃してしまいます。
何度もいいますが、無料ですから作っておいてリスクや損をすることはありません。
口座を作ることで、今まで気にしていなかった仮想通貨の話題やチャートに興味が湧いてきますよ。